こんにちは。いちろう歯科の山下です。
誰もが一度はできてしまうお口の中にできる小さな厄介者『口内炎』!!
皆さんも1度はできてしまったことありませんか?小さな物ですがお口の中にできると気になってしまったり、食べ物でしみたり、しゃべると当たって痛かったりと気分まで暗くなってしまいますよね・・・
そんな時はいちろう歯科にご相談下さい。お悩み解決のお手伝いができるかもしれません。
目次
口内炎とは
口内炎は文字通りお口の中や周りの粘膜におこる炎症の総称です。
口内炎ができる場所
口内炎ができるは唇の裏や、舌、ノド、歯茎など、お口の様々な部分に起こります。
歯茎にできたものは「歯肉炎」、舌は「舌炎」、唇の裏などは「口唇炎」、口角は「口角炎」と呼ばれます。
口内炎の種類
口内炎といっても様々な種類があります。菌やウイルスなどの感染や噛んでしまう、やけど等によって引き起こされ原因により種類が分けられています。 今回はよく見られる2つの口内炎についてご紹介します。
アフタ性口内炎
一般的に多く見られる口内炎で直径0.3〜1cm程度の円形又は楕円形で灰白色または黄白色の偽膜で覆われていて縁は赤くなって痛みが伴い 1〜2週間程で自然治癒します。
実は原因は分かっていませんが睡眠不足、栄養不足、疲れやストレスから来る免疫力の低下など様々な要因が関係しているのではと言われています。
カタル性口内炎
矯正器具や入れ歯が当たっていたり、頬の内側を噛んでしまい傷から菌が繁殖し起こります。
粘膜が赤く熱を持ったり、白く水疱になったりします。
アフタ性口内炎は周りの粘膜との境界がはっきりとしているのに対しカタル性口内炎ははっきりせず不明瞭です。
口内炎への対応策
口内炎になってしまったら早めにケアするのが良いでしょう。 ウイルス性の口内炎でなければ日常生活を整えるだけでも改善する場合があります。
お口の中を清潔にしましょう
お口の中が清潔ではないと菌やウイルスが繁殖・活発になり免疫力が低下します。 出来る限り歯ブラシやフロス、うがいを丁寧に行うよう心がけ清潔に保ちましょう。
睡眠をしっかり取りましょう
口内炎ができてしまう時は心身ともに疲れが溜まっているサインとも言われます。 疲れが溜まり体自体が弱っている時にできてしまうことが多いからです。
口内炎がでてしまったら睡眠時間を確保し体を休めましょう。 また夜更かしは質の良い睡眠には厳禁です!
お口を傷つけるのを予防しましょう
普段何気なくつかっている歯ブラシもお口の粘膜を傷つけているかもしれません。 自分のお口に合った歯ブラシを使いましょう。 自分にピッタリな歯ブラシが分からないなぁ・・・という方は歯科衛生士のご相談ください。 また被せものや入れ歯、矯正器具などが当たっていたり、合わないのも口内炎の原因になります。 その際は調整できるかもしれないのでお声がけ下さい。
口内炎と食事の関係
口内炎がよくできる場所は頬の粘膜や舌、歯茎なので粘膜を強くすることを意識しストレスに負けない体を作るための栄養素を中心に摂取すると良いかと思います。
バランスの取れた食事も大切でその中でもビタミン類を含んだ食材を摂取するよう意識してみて下さい。
一応ですが管理栄養士の資格がありますので栄養のこともお伝えさせて頂けたらと思います!
ビタミンB群を摂りましょう
ビタミンB2は粘膜の保護しビタミンB6は皮膚や粘膜を生成する働きがあるので是非取って頂きたい栄養素です。
《ビタミンB2の多い食材》
豚・鶏レバー、納豆、アーモンドなど
《ビタミンB6の多い食材 》
カツオ、マグロ、バナナ、玄米など
ビタミンBはお互いに助け合って働くのでサプリメントで摂取する場合はビタミンB2などといった単体よりB群として複合体で摂取するのがおススメです。
食事でのポイント
熱いもの、塩味・酸味が強いもの、香辛料を使った刺激の強いものは口内炎を悪化させる要因になるので、できる限り避けましょう。
口内炎ができてしまったら
多くの口内炎は自然治癒しますが、「痛くてご飯が食べづらい」「当たって気になる」「少しでも早く治したい」という方は歯医者さんの力を借りましょう。
いちろう歯科では軟膏を処方したり、歯科用レーザーを設置していますので口内炎に照射することで痛みが和らぎ治りも早くなります。 痛みの少ないレーザー機器で安心の外科治療が可能です。
※レーザー治療に関しては歯科医師の判断になります。
いつ歯医者にいったらいいの?
歯茎やお口の中の粘膜のできものはほとんどの場合が口内炎です。
自然治癒したり、今は沢山の口内炎の市販薬がありますので使って頂き治るようなら心配は少ないです。(市販薬については薬剤師・登録販売者の方にお問い合わせください)
しかし、痛みもなくだんだんと大きくなっていくできものは良性腫瘍や口腔ガンである可能性もあります。
2週間以上症状が治らなかったり、少しずつ悪化してしまう様ななかなか治らないような場合は早めにご来院下さい。
また、ご自身では気づきにく場所や小さなできものが出来ている場合もあります。
お口のクリーニングの目的だけでなくお口の中の異変の早期発見のためにも定期的な予防処置を受けるようにしましょう。