唾液ってすごい!

こんにちは、いちろう歯科・矯正歯科です。
普段、お口の中は唾液で潤っていますが唾液はお口の中を守るたくさんの重要な役割を担っています。
今回はその唾液についてお話していきます。

 

唾液の役割

 

1.消化作用:消化を助けてくれる消化酵素が含まれている
2.粘膜保護作用:お口の中を湿潤性に保つ
3.潤滑作用:食べ物の飲み込み(嚥下)を潤滑にする
4.抗菌作用:お口の中の細菌を減らす
5.緩衝作用:pHの調整をし、虫歯になりにくい環境を保つ
6.浄化作用:汚れなどを洗い流す
7.再石灰化作用:脱灰して弱くなった歯質に対して再石灰化を行う
8.味覚作用:味を感じさせやすくする
9.歯質保護作用:ペリクルを形成し、歯が酸によって溶かされることを防ぐ

上記のような働きを唾液は担っています。
ですので、唾液の分泌量が低下してしまうと歯垢や細菌を洗い流す働きやお口の中を虫歯になりにくくする働きが弱まってしまうので虫歯や歯周病、口臭などのリスクが高まってしまいます。

 

唾液の分泌量が低下する原因

 

唾液の分泌量が低下する原因としては、
口呼吸、ストレスや年齢と共に分泌量が低下したり、薬の副作用、喫煙、病気などがあげられます。また、お食事のときに噛む回数が少ないと唾液腺が刺激されず徐々に唾液の分泌量が低下していきます。

 

唾液の分泌量の増やし方

お食事の時に噛む回数を増やす、水分をこまめにとる、唾液腺マッサージをする、キシリトールガムを噛むことがおすすめです。キシリトールガムを噛むことで唾液の分泌量を増やすだけでなく、虫歯菌を弱らせてくれたりと一石二鳥です!!ぜひ、皆さんで取り入れてみてください!
また、唾液は耳下腺、顎下腺、舌下腺の三大唾液腺と呼ばれる開口部から主にたくさん分泌されています。そこの開口部をマッサージしながら刺激を与えることで唾液の分泌量を促進していくことができます。
ちなみにですが、それぞれの場所のマッサージ法は以下の画像通りです!

 

【顎下腺】 

耳下から顎下にかけて親指で順番に押していく

 

 【耳下腺】  

上の奥歯あたりを指4本使って後ろから前に動かす

 

【舌下腺】

顎の真下から舌を上に親指でグーッと押し上げる

 

テレビを見ながら、お風呂に入りながらなど一度試してみてくださいね~♪

 

唾液がでることでお口のいい状態を保つだけでなく、身体も守ってくれます。
唾液がたくさん出ていれば大丈夫という訳ではなく、ご自身の歯磨きケアや食生活習慣も虫歯、歯周病になりやすさに大きく関わっています。
早期発見のためにも定期的なメンテナンスを受けて一緒に健康なお口を作り上げていきましょう!!!

 

 

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