歯科医院でメンテナンスを受けるメリット

こんにちは。名古屋市天白区にある歯医者「医療法人IDG いちろう歯科・矯正歯科」です。


皆さんはメンテナンスに通われいていますか?近年、かかりつけ医やかかりつけ薬局のように、かかりつけ歯科医を持たれる方も増えてきていますね。日本歯科医師会でも、かかりつけ歯科医とは乳幼児期から高齢期まで自分の口で食べ、話し、笑うことを地域の方々の生涯にわたり支えていける存在であるとされています。
お口は内臓の入り口、ここが不調では美味しい食事、栄養のある食事も取れません。健口=全身の健康につながるのです。お子さんや家族、パートナーとのこれからの健康寿命の為にもメンテナンスに通いましょう。

歯科医院で受けるメンテナンスとは

 

メンテナンスでは何をしてもらえるのか?

歯科医院によっても内容は変わりますが、歯周病や虫歯のチェック、クリーニングお口の全体のチェックをします。それ以外にも自分に合う歯ブラシ選びを勧めてもらえたり、虫歯になりかけている所の予防法等も教えてもらえます。もっと予防していきたい方には、タバコやコーヒー・紅茶などの着色除去、除菌水を使用した歯周ポケットの洗浄や、歯のトリートメントまで様々なメニューがあります。

メンテナンスが必要な理由

メンテナンスが必要な理由は『セルフケアのみでは予防が難しいため』です。お家でのケア(ホームケア)と歯科医院で行うケア(プロケア)ではケアしている場所が全く違います。専用のライトや拡大鏡、清掃道具等を駆使して皆さんのご自身では見ることの出来ないお口のすみずみまでチェック、ケアをしていきます。

メンテナンスの期間

個人差もありますが、3・4か月毎の間隔をおすすめします。なぜなら一度クリーニングで減ったお口の中の細菌も90日(3か月)もすると元の数に戻ってしまうと言われているからです。ホームケアの状態や、個々のむし歯・歯周病等のリスクの高さによっておすすめの間隔は変わるので、担当の歯科衛生士と相談すると良いでしょう。

むし歯や歯周病は遺伝する?


細菌の感染は身近な間柄で起こりやすい

むし歯や歯周病は唾液を介して感染します。その為、遺伝というより食住を共にする身近な家族やパートナーの間では感染しやすいです。赤ちゃんの頃は何でも触って口に入れたがったりするので、子どもの間でも感染の可能性はゼロではありません。

感染の窓とは

赤ちゃんは産まれた時、お口の中は無菌状態です。それから1歳半から3歳くらいの間に細菌に感染しやすくなると言われています。この時期には愛情表現のキスや、周りの大人が使った箸で赤ちゃんに食べさせたり、食べ物をフーフーして冷ましてあげるのも要注意です。

遺伝よりも注意したいこと

遺伝によって歯質や骨格・歯並び、唾液の質、歯周組織の抵抗力等が悪くなることはあります。しかしながら遺伝よりも、多くの環境的な要因が虫歯や歯周病の原因になります。歯磨きやメンテナンスでケアに力をいれて予防したり、歯並びなどは矯正で改善したりと諦めずに歯科医院を利用して歯を大切にして頂きたいです。

歯が生える前から予防できる

妊娠したら歯科検診とメンテナンス

妊娠中、お母さんのお口の中の状態が、赤ちゃんに影響することをご存知でしょうか?妊婦さんの重度の歯周病は早産のリスクが7,5倍も高くなります。つわりやホルモンバランスの変化等により、虫歯のリスクも高くなる為、妊娠前よりも検診やメンテナンスをうける事が重要です。

マイナス1歳からの予防とは

前述したとおり、妊娠中はお母さんの虫歯や歯周病のリスクが高まる為、予防せずに赤ちゃんが生まれると、赤ちゃんに感染してしまう危険も高まります。逆に言えば、妊娠中のお母さんのお口のリスクを予防出来れば、赤ちゃんが生まれる前=『マイナス1歳からの予防』となるわけです。

家族みんなで一緒に予防するメリット

赤ちゃんへの感染のリスクはお伝えしましたが、お父さんやお母さん、それに家族の方々が予防に積極的であれば、大人のお口の中の細菌が減りますので、安心してスキンシップが取って頂けます。子どもは大人の事を良く見ていますので、おやつや飲み物等にも気をつけた食習慣、歯磨きやフロス等のケア習慣も気をつけましょう。そうすれば、良い習慣を頑張らずに、当たり前に出来る大人になれます。

まとめ


悪化してからの治療はもう過去の話になりました。予防がスタンダードになりつつある今日ですが、日々の忙しさや、恐怖心などから未だに歯科受診を後回しにしてしまわれる方を多く見かけます。歯が生えてきた、入学・卒業した、一人暮らしが始まった、パートナーが出来た、妊娠した、子ども・孫が産まれた、人前で仕事をするから、退職した等、ご自身のタイミングで歯科を受診してみて下さい。そして是非メンテナンスを受けて頂き、健口=健康を皆さんに実感して頂きたいです。

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