こんにちは。名古屋市天白区にある歯医者「医療法人IDG いちろう歯科・矯正歯科」です。みなさんは乳歯がいつ頃作られて、赤ちゃんのお口の中に生えてきて、抜けていくかご存知ですか?お子さんに初めて生えてきた歯に、驚いたり喜ばれる親御さんも多いことと思います。赤ちゃんの歯『乳歯』は、大人の歯『永久歯』が生えてくるまで(もしくはずっと)大切にする必要がある歯です。
目次
乳歯はいつ作られる?
乳歯は、赤ちゃんがお腹の中にいる妊娠2ヶ月頃から作られます。妊娠7週目頃に、乳歯の元ができ始めます。妊娠16週頃になると乳歯の石灰化が始まります。実はママが妊娠に気がつく頃には、すでに乳歯の元になる芽が出来ているのです!赤ちゃんが生まれてから8週頃には歯の上部である歯冠(しかん)が作られています。ママが妊娠してすぐに作り始められる乳歯は、1年以上かけて成長してきます。
歯が生えてくる時期
6ヶ月ころ…下の前歯2本
10ヶ月ころ…上の前歯2本
1歳ころ…上下さらに2本ずつ
1歳半頃…最初の奥歯2歳ころ…奥歯と前歯の間の歯
2歳半ころ…一番奥歯が生えて完成!
以上が目安ですが、歯の生え方は個人差も大きく半年〜1年差が出たりする事も多々あります。なので、あまり心配し過ぎず、歯科で検診の際に気になることがあれば質問してみて下さいね!そして、6歳前後から永久歯が生えてくるのと交代で乳歯が役目を終え、12歳ごろまでで生え変わりが終わります。
永久歯が生えてこない!?
いつまでたっても乳歯が抜けない、、、
もしかすると先天性欠損歯(せんてんせいけっそんし)と言われる先天的に歯が作られなかった状態だと乳歯は抜けず、一生使わないといけない可能性もあります。先天性欠損歯は見た目ではわからない為、歯のX線撮影でしか確認出来ません。もしも永久歯がなかった場合は、乳歯がむし歯にならないようにしっかりケアをして頂いたり過剰な負担がかからないように適切なケアを歯科医院と相談されると良いでしょう。
乳歯の保存方法
抜けた歯をどうしますか?昔は一軒家のお家の屋根に放り投げ大人の歯がしっかり生えてくるのを祈願したり、外国では抜けた歯を枕の下にいれておくと妖精が翌朝コインにすり替えてくれるなどのお話もお聞きします。抜けた歯をそのまま処分される方もいらっしゃると思いますが、思い出として保管される場合の方法をお教えします。
☆まずは血液などをしっかり水洗→根っこの中の穴(神経などが入っていた管)は爪楊枝などでお掃除します。長期保管する場合は消毒が必要になります。消毒方法は以下お好みで♪
①煮沸消毒する方法…乳歯本来の色を残したい方向け
➁過酸化水素水(オキシドール)などで消毒する方法…漂白されたきれいな歯が保存出来ます。
まとめ
乳歯は子供の時期だけの歯と思われがちですが、乳歯は永久歯が生えてくるまでのお子さんの栄養を取るためだったり、お話をするためだったり、大事な役割を持っています。お家で仕上げ磨きなどでケアして頂くのはもちろんですが、定期的に歯科へ検診に来ていただくのをおすすめします。むし歯予防のフッ素塗布であったり、異常を早期に見つけることが出来ますので、乳歯が生えてい来たらぜひ一度足を運んでみてくださいね。