透明な装置で歯列矯正!インビザラインで理想の歯並びに!

こんにちは。名古屋市天白区にある歯医者「医療法人IDG いちろう歯科・矯正歯科」です。

マウスピースを両手でもって装着する女性の口元

金属の装置を使うワイヤー矯正は、違和感や痛みが出やすいうえ、見た目もよくありません。

一方、透明な装置を使うインビザラインは、歯列矯正中でありながら目立たないことがメリットです。また、マウスピースを何枚も交換して、徐々に歯を動かして歯列を整えるため、痛みが出にくいといえるでしょう。

今回は、透明なマウスピースを使って歯列矯正するインビザラインは、どんな治療法なのかを解説します。メリットやデメリット、治せる歯並び、治療期間や費用などについても解説しますので、インビザラインを検討している方はぜひ参考にしてください。

インビザラインとは?

青空にマウスピースを掲げる手

歯列矯正と聞くと、金属部分が目立つワイヤー矯正を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ワイヤー矯正とは、歯にブラケットとよばれる器具を固定し、ブラケットにワイヤーをかけて一気に力を加えることで、歯列を整える矯正治療です。幅広い症例に適しているメリットはありますが、歯列全体に強い圧力をかけるため、違和感や痛みが出やすいといえます。

対して、インビザラインとは、透明なマウスピースを使用して、歯列を整える矯正治療のことです。マウスピースを1日20~22時間装着し、1~2週間ごとに患者様自身でマウスピースを交換して、治療を進めます。

マウスピースは薄くて透明なので、装着していても目立つことはありません。違和感や痛みが少なく、自分の好きなタイミングで取り外せるので、食事や歯磨きなどもストレスなく行えるでしょう。従来のワイヤー矯正よりも目立たず、違和感や痛みが少ないインビザラインは、多くの方に選ばれる人気の矯正治療法です。

なぜインビザラインが注目されているのか?

白い背景の前で顎に手を当てて悩む女性

インビザラインが注目を集める理由は、世界で最も実績があるマウスピース矯正であることと、クリンチェックによって治療する前に治療後の歯列をシミュレーションし、映像で確認できることです。アメリカのアライン・テクノロジー社が開発したインビザラインは、2022年9月時点で世界100か国以上、1,400万人を超える方が治療を受けている、世界で最も実績のあるマウスピース矯正といわれています。

数多くの症例をもとに作られた、インビザライン独自のシステム「クリンチェック」も人気を集める理由の一つです。クリンチェックとは、3Dで取り込んだ歯型をもとに、治療前に治療後の歯列をシミュレーションできるインビザライン専用のソフトのことです。

従来のワイヤー矯正では、どのように歯が動きどんな歯列になるのか、明確なイメージや治療期間などを事前に確認できません。

しかし、クリンチェックを利用すれば、インビザラインにかかる期間や費用、マウスピースが何枚必要か、どのように歯が動いて歯列が整うか、目で見て確認することができるのです。事前にシミュレーションできることで、治療内容に納得してから治療を始められることはインビザラインの特徴といえるでしょう。

インビザラインの効果

ピンクの背景の前で歯を見せて笑う女性

インビザラインもワイヤー矯正も、どちらも歯に圧力を加えることで歯根膜を収縮させ、歯を動かして歯列を整えます。

ワイヤー矯正は、歯に金属のブラケットやワイヤーなどの装置をつけ、歯に強い圧力をかけて歯列を整える治療法です。

これに対し、インビザラインは、1日20~22時間マウスピースを装着し、1~2週間ごとに患者様自身でマウスピースを交換する矯正治療です。マウスピース1枚当たり、最大0.25mmしか歯が動かないため、歯を1mm動かすのにも1か月程度かかります。

ワイヤー矯正は歯を一気に動かす治療であり、インビザラインはマウスピースを交換しながら段階的に歯列を整えていく矯正治療といえます。そのため、インビザラインは歯列矯正によくある違和感や痛みが少ない矯正治療といえるでしょう。

インビザラインは、何枚もマウスピースを交換することで歯列を整えていくので、治療当初は効果を感じにくいかもしれません。もとの歯列などもよりますが、歯列の乱れが軽度の場合、1~2か月程度で効果を感じ始めるでしょう。また、インビザラインは1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換するので、目で見て効果を実感しやすいともいえます。

インビザラインのメリット・デメリット

吊るされたMERITと書かれた札とDEMERITと書かれた札

インビザラインのメリット・デメリットをそれぞれ解説します。

メリット

インビザラインのメリットは、以下の4つです。

目立たない

インビザラインの最大のメリットは、矯正治療をしていることが目立たないことです。従来のワイヤー矯正は、ワイヤーやブラケットなどの金属部分が目立ち、コンプレックスに感じる方も少なくありませんでした。

薄くて透明なマウスピースを装着するインビザラインでは、大きく口を開けた場合や笑った場合でも、矯正器具に気付かれることは少ないでしょう。そのため、接客業の方や人前に立つ機会が多い方にも適した治療法です。

取り外しできる

インビザラインは、取り外しできるマウスピースを使用するため、食事や歯磨きの邪魔になりません。ワイヤー矯正は、歯にワイヤーやブラケットを直接固定するため、歯が磨きづらく、虫歯や歯周病になりやすいことがデメリットでした。

マウスピースを取り外せるインビザラインは、歯列矯正中でも虫歯や歯周病のリスクが低いことがメリットです。

違和感や痛みが少ない

インビザラインは、徐々に歯を動かす矯正治療なので、ワイヤー矯正よりも違和感や痛みが少ないといえます。ワイヤー矯正は、ワイヤーやブラケットなどデコボコした部分が多く、口内の粘膜を傷つけ口内炎ができることもありました。

インビザラインで使用するマウスピースは、薄いうえに表面にデコボコした部分がないので、粘膜を傷つけることや口内炎ができることは少ないといえるでしょう。

金属アレルギーの方でも治療できる

インビザラインで使用するマウスピースは、ポリウレタンでできており、金属を使用していません。そのため、金属アレルギーが心配な方や、金属アレルギーがあってワイヤー矯正を受けられなかった方でも、安心して矯正治療を受けられます。

デメリット

インビザラインにはメリットだけでなく、デメリットもあります。インビザライン治療を検討する際は、デメリットも理解することが大切です。

インビザラインの主なデメリットは、以下の2点です。

装着時間を守る必要がある

インビザラインは、マウスピースを1日20~22時間装着しなければいけません。規定よりも装着時間が短いと、治療計画どおりに歯が動かず、理想の歯並びにならないことがあります。また、治療がうまく進まないことで、追加のマウスピースが必要になる場合もあります。治療期間が延びるだけでなく、追加で費用がかかることにもつながるでしょう。

インビザライン治療を成功させるためには、マウスピースの装着時間を守ることが大切です。

治療できないケースがある

インビザラインは幅広い症例に対応しているものの、治療できない歯列の状態もあります。例えば、抜歯の本数が多い場合や、骨格に問題がある場合です。

ただし、抜歯が必要なケースであっても、インビザラインで対応できる場合もあります。インビザライン治療が可能かどうかの判断には、歯科医院での検査・診察が必要です。インビザライン治療を検討している方は、一度受診してみましょう。

インビザラインで治せる歯並び

マウスピースを両手に持って前に出す女性

インビザラインは、幅広い症例に対応しているのもメリットの一つです。インビザラインで治せる歯並びは、以下のとおりです。

<インビザラインで治せる歯並び>

不正咬合の種類 インビザラインで治せるかどうか
叢生(ガタガタした歯並び) 〇(重度の場合は×)
出っ歯
受け口 〇(重度の場合は×)
開咬(前歯が噛み合わない歯並び)
すきっ歯
過蓋咬合(深い噛み合わせ) △(軽度の場合)
交叉咬合(左右がズレている噛み合わせ) △(軽度の場合)

叢生(そうせい)とは、八重歯などのガタガタした歯並びのことで、歯並びのお悩みの中で最も多いといえます。インビザラインは、叢生や出っ歯、開咬、受け口、すきっ歯など、幅広い症例に適しています。

ただし、インビザラインは歯を前に出す、ひっこめることが得意な治療法ですが、水平移動が得意ではありません。そのため、歯の移動距離が長い症例や抜歯の本数が多い症例は、インビザラインだけでは対応が難しいことが多いです。

また、骨格的な問題がある症例は、インビザラインでは対応できません。そのため、重度の叢生や受け口、過蓋咬合などは、ワイヤー矯正で対応するか、インビザラインとワイヤー矯正を併用することで治療します。

インビザラインの費用

机の上にある手帳とペンと電卓

インビザラインにかかる費用の目安は、以下のとおりです。

  • 部分矯正:300,000~600,000円
  • 全体矯正:600,000~1,000,000円

インビザラインは、保険適用ではありません。そのため、歯科医院によって費用が異なります。また、もとの歯列や治療する範囲によっても費用に差が出ます。

上記の費用は、あくまでも目安として参考にしてください。

インビザラインの治療期間

緑とオレンジの背景の前にカレンダー

インビザラインの治療期間の目安は、以下のとおりです。

  • 部分矯正:数か月~長くて1年
  • 全体矯正:2~3年

インビザライン治療にかかる期間は、部分矯正か全体矯正か、歯を動かす距離や治療する範囲などによって異なります。

インビザラインを含む矯正治療を受けたあとは、保定期間を設ける必要があります。保定期間とは、リテーナー(保定装置)をつけて、歯の後戻りを防ぐ期間のことです。

矯正治療で歯を動かしたあと、リテーナーをきちんと装着しなければ、せっかく動いた歯がもとに戻ってしまうかもしれません。保定期間の目安は、矯正にかかった期間と同程度の期間です。例えば、インビザラインで歯を動かすのに2年かかった場合、保定期間は2年程度必要ということです。矯正治療は歯を動かす期間と保定期間を経て、治療が終わったといえるでしょう。

今回ご紹介したインビザライン治療にかかる期間などは、あくまでも目安です。実際にかかる治療期間や費用が知りたい方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。

まとめ

マウスピースを右手で持って口元に掲げ笑う女性

インビザラインは、薄くて透明なマウスピースを使用するため、目立つことはありません。ワイヤー矯正よりも違和感や痛みが少ないため、人気のある歯列矯正です。

インビザラインが注目を集める理由は、世界でもっとも実績があるマウスピース矯正であることと、クリンチェックでシミュレーションできることが挙げられます。治療前に、治療期間や費用、どのような歯列になるのかなどをシミュレーションして確認できることは、インビザラインの特徴です。納得してから治療を始めることができるため、ほかの歯列矯正よりも満足度が高いといえるでしょう。

ただし、インビザラインでは治療できない症例もあります。インビザラインで治療できるかどうかは、歯科医師の判断が必要です。

インビザラインを検討されている方は、名古屋市天白区にある歯医者「医療法人IDG いちろう歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。

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